よくダイエットの時や、健康診断で医師に食事の見直しと適度な運動をしましょうと言われることがありますが、そもそも“適度”な運動とは何なのかよくわからないという人も多いのではないでしょうか。食事の見直しに関しては暴飲暴食を避け、適切なカロリー摂取や栄養バランスを考えるということがなんとなく想像できるものですが、適度な運動に関しては見当がつかないという人が多く結局やらなかったり頑張りすぎて続かなくなってしまうということが多いのです。しかし、全くしない場合は早世の確率が高まるというデータもあるので、やはり何かしらしなくてはならないのは事実です。では、どの程度のことを行えば良いのかですが最も簡単なのはウォーキングです。
膝などに問題を抱えている人でなければ歩くということが全く出来ないということはないはずです。週に150分ほどのウォーキングをするだけで早世のリスクが3割ほど下がると言われています。1日20分ちょっと歩くだけでも良いわけですから、会社帰りに1駅歩くなど日常生活に十分取り入れられる内容になっています。これだけで3割ほどリスクが下がる訳ですが、その150分の内30分程度を激しい運動に変えるとさらに1割ほど下がると言われています。
運動のし過ぎに関しては体に悪いというよりは、週に150分ほど行った場合と大差がないというのが正確なものなようです。なので、頑張りすぎずに自分のできる範囲で続けることが適度で健康的だということです。