イギリス国内のボーディングスクールが年々注目を増す中で、特に人気なのが首都ロンドンや世界有数の一流大学を擁する学園都市であるオックスフォードとケンブリッジが主に挙げられますが、カンタベリーも気になるところです。カンタベリーは16世紀半ばに英国国教会の総本山の地位を獲得した町で、中世からヨーロッパ屈指の巡礼の地として発展してきました。人口は約4万人の地方都市ですが、国立のケント大学や創造性溢れる建物が魅力のカンタベリー・クライスト・チャーチ大学、現存する学校では世界でもっとも古い学校のひとつといわれるカンタベリー大聖堂に隣接するキングズ・スクールがある学生の街としても知られています。そんなカンタベリーのボーディングスクールはロンドンやケンブリッジにも姉妹校があり、60年以上も前に設立されました。
高校や大学進学に加え短期のサマーコースのプログラムも用意されていて、主にイギリス国内とヨーロッパや日本をはじめアジアの学生で構成されています。学校内には図書館が併設されていて、ケント大学の図書館も利用でき、町には個性的でお洒落な本屋が点在しているので、勉強をする環境に恵まれています。ロンドンから電車でわずか1時間といった近距離なので、夏休みの期間を利用したイギリスで開催される語学学習のためのサマースクールに参加の際には、気品あるカンタベリー市内の観光に合わせてボーディングスクールの見学もおすすめします。